3/10/2017

電子打楽器を演奏会で使用してみた

iPADmini  plugKEY  青いマイクケーブル

3月5日 個人のお宅での演奏会に出演させてもらった。二部屋つなげて演奏会場としたが、20名以上お客さんが入っていたから、ギッシリという感じ、音の響きは少なく、手前の部屋はともかく、奥の部屋までしっかり音が届いたかは少し心配。
次回はフルートの演奏とか紹介していたから、定期的に演奏会を開催しているらしい。
羊は安らかに・・とか日本民謡メドレーのような少し難しい曲もあったが、最近、他でも演奏したので、まとめる事が出来た。
私にとって今回の課題は電子打楽器を成功させる事。
EWIやEL(エレクトリックリコーダー)電子打楽器など機材を揃え、練習でちょっと使い、blogに書いても、それだけではあまり意味がない。実際の演奏で使用し、他の演奏者や観客にその価値を認めてもらう事が大切。

プログラム
愛の挨拶・・・エルガー作曲 積志リコーダークラブ編
羊は安らかに草を食む・・・J.S.バッハ
アニーローリー・・・スコットランド民謡 C.Yazawa 編
ロンドンデリーエアー…アイルランド民謡 C.Yazawa 編
りんご追分 米山正夫 作曲  高梨編 (クラリネット、ギター)
鈴懸けの径・・・灰田有紀彦 作曲 (クラリネット、ギター)
ナツメロメドレー  高梨編
青い山脈  服部良一 作曲
知床旅情 森繁久弥 作曲 菊池雅春編
浜辺の歌・・成田為三作曲 菊池雅春編
一匁の一助さん・・広島地方民謡 北爪やよひ編
日本民謡メドレー  金子健治編

機材
iPad mini  そして新兵器 plugKEY
アプリは
GarageBand (Chinese Kit) (Classic Drum Machine)
を使用した。
アンプ、スピーカーはMACKIE SRM150 アクティブPAシステム

plugKEYの導入でiPadの出力を標準6.3mmプラグとマイクケーブルでPAシステムにつなげるのが心強い。
現場での機材の配置の自由度が増すし、動作も安定する。
そしてiPadのバッテリー残量を気にしなくてもよい。

「1匁の一助さん」
アプリはGarageBandの(Chinese Kit)中央に「木魚」が5個もならんでいるので使ってみた。他に中国の太鼓やシンバル、そして大きなドラも、しかしこの曲は一番目立つのが打楽器パート、そして全体の骨格も打楽器が決定する。だからかなりの打楽器スキルが要求され、私にはまだ荷が重いのは当然かもしれない。最後に「グァーン!」とドラを鳴らして笑いを取ったが、まだ修行不足でした。

「りんご追分」「鈴懸の径」
アプリは(Chinese Kit) (Classic Drum Machine)を使用
クラリネットソロにギター伴奏だから必要だと思える場所に「木魚」「シンバル」「拍手」などを小さめの音で加えてみた。本物の打楽器のように目立ったり音が大きかったりはしないが、曲にしっかりメリハリはつけることが出来たと思う。
plugKEY自体に出力可変のVRがあるので曲がフェードアウトで終わる場合もしっかり対応できた。
演奏者からは「演奏しやすかった」との言葉ももらえたし、観客から打楽器への質問も出たので、効果は十分あったと思う。


実際の打楽器・・マラカス、シンバル、拍子木などの代用品ではない、比較的音の小さいリコーダー合奏に微小な電子音のリズムを加える効果について新しい世界が開けているように感じた。もう少し実験を続けてみましょう。